A2基礎
'll・'ve・'d・'re を聞き取る
Hearing contracted auxiliaries
I’ll・we’ve・she’d・they’re は、主語と助動詞が短くつながった形です。短い子音と、後ろに続く動詞を手がかりにします。
なぜ聞き取りにくい?
I’ll は I will、we’ve は we have の短縮形です。I’ll /aɪl/ の最後の /l/、we’ve /wiːv/ の最後の /v/ は短くても文の意味を支えます。主語の後にもう一音あるつもりで聞いてみましょう。
she’d は she had と she would の両方を表します。she’d been なら she had been、she’d like なら she would like です。後ろの動詞の形や文脈が必要で、/d/ の音だけでは区別できません。
they’re は they are の短縮形です。米語では /ðer/、非 R 音性の英国英語では /ðeə/ が目安です。there と同じ音になることがあるので、文の役割でも判断します。例には複数の地域の話者が含まれ、母音の細部は同一ではありません。
書き方と聞こえ方
I'llI-l
/aɪl/
I will の短縮形。最後に /l/ があります。
we'vewe-v
/wiːv/
we have の短縮形。最後は上の歯と下唇で作る /v/ です。
she'dshe-d
/ʃiːd/
she had または she would。後ろの語で判断します。
they'rethair
/ðer/
米語の参考形です。/ð/ は舌先を歯に軽く当てて出します。
カタカナはおおよその目安です。正確な音は発音記号と音声で確かめてください。
会話の中で聞いてみよう
ディクテーションの音声から、その文だけを再生します。まずふつうの速さで、聞き取れなければゆっくりで。
I'll send it to him this afternoon.
今日の午後に送ります。
👂 I will というこれからの行動です。send の直前の /l/ を探します。
Let me check. Oh, we've just had a cancellation at two thirty.
お調べしますね。あ、ちょうど二時半にキャンセルが出ました。
👂 we have just had。/v/ と後ろの just を続けて聞きます。
Quite well, actually. We've finished collecting the data from the questionnaire.
実はかなり順調です。アンケートのデータ集めは終わりました。
👂 We have finished。finished が続く完了形です。
She told me she'd been a train driver for thirty years.
彼女は、三十年間電車の運転士をしていたと話してくれました。
👂 she had been の短縮形です。後ろに been が続いています。
I'd love to, but I think it'll rain on Sunday.
行きたいけど、日曜は雨みたいだよ。
👂 I would love to の短縮形です。love の前の短い /d/ に注目します。
They're on the table by the door.
ドアのそばのテーブルの上にあるよ。
👂 They are on the table。物の場所を説明する文です。
I did, but the supplier says they're out of stock.
しましたよ。でも業者によると在庫切れだそうです。
👂 they are out of stock。英国女性の話者です。英国発音でも後ろが母音の out なので、they’re の r が out へつながることがあります。
この音を練習
ほかの音の変化
A2 例文 9
can と can't の聞き分け
I can go.I k'n GO./aɪ kən ˈɡoʊ/
肯定の can は弱く短い /kən/、否定の can't は強くはっきりした /kænt/。t の音よりも「can の部分が強いか弱いか」で聞き分けます。
A2 例文 6
子音と母音をつなげて聞く
pick it uppick-it-up/pɪk ɪt ʌp/
pick it up のように、語末の子音と次の母音は続けて発音されます。単語の切れ目より、つながる音を手がかりに聞きましょう。
A2 例文 6
to・for・of・and・at の弱形
totuh/tə/
to /tə/、for /fər/、of /əv/、and /ən/、at /ət/。意味をつなぐ短い語は、強調しないと母音が弱くなることがあります。
A2 例文 6
文の強い語と弱い語を聞く
I can send it today.I can SEND it toDAY./aɪ kən ˈsend ɪt təˈdeɪ/
名詞・動詞など、伝えたい内容の中心を聞きます。短い機能語は弱くなりやすい一方、対比すると強くなることもあります。