A2基礎
子音と母音をつなげて聞く
Linking consonants to vowels
pick it up のように、語末の子音と次の母音は続けて発音されます。単語の切れ目より、つながる音を手がかりに聞きましょう。
なぜ聞き取りにくい?
英語は、書かれた単語の間に毎回すき間を入れて読みません。子音で終わる語の次に母音で始まる語が来ると、二つの音が滑らかにつながります。pick it up なら /k/ と /ɪ/、/t/ と /ʌ/ の境目に余分な母音を入れないのがポイントです。
an apple の /n/ は次の /æ/ へ、check it out の /k/ は /ɪ/ へ続きます。下の heard は音のつながりを文字で示す目印です。実際の音は IPA を参考にしてください。
まず文全体を聞き、次に focus の語末から次の語頭までを一息でまねします。米国の話し方では、つながった /t/ が短い [ɾ] になることもあります。これは別の現象で、すべての連結で起きるわけではありません。
書き方と聞こえ方
pick it uppick-it-up
/pɪk ɪt ʌp/
/k/ と /ɪ/、/t/ と /ʌ/ を切らずにつなぐ基本形です。
an applean-apple
/ən ˈæpəl/
an の /n/ から apple の母音へ続けます。
check it outcheck-it-out
/tʃek ɪt aʊt/
単語ごとに止めず、子音から次の母音へ移ります。
fill outfill-out
/fɪl aʊt/
/l/ の後に日本語の「ウ」を足さず、out へ続けます。
カタカナはおおよその目安です。正確な音は発音記号と音声で確かめてください。
会話の中で聞いてみよう
ディクテーションの音声から、その文だけを再生します。まずふつうの速さで、聞き取れなければゆっくりで。
I picked it up after work and thanked him twice.
仕事のあとに受け取りに行って、その男性に二回お礼を言いました。
👂 picked の最後の /t/ と it、it と up のつながりに注目します。過去形の picked です。
Perfect. Could you put it under my name, please?
ちょうどいいです。私の名前で予約しておいてもらえますか?
👂 put → it → under の二つの境目を続けて聞きます。
That's right, but you can fill out a request form now so you're first on the list.
そうです。でも今のうちに申請書を出しておけば、リストの一番目になれますよ。
👂 fill の /l/ から out の /aʊ/ までを一つのまとまりで探します。
I'll send it to him this afternoon.
今日の午後に送ります。
👂 send の最後の /d/ が it の母音へ続く場所です。
She's in meetings all morning, but I'll put it on her calendar for two thirty.
部長は午前中ずっと会議だけど、2時半に予定を入れておくわ。
👂 短い三語の境目にすき間を入れずに聞きます。
No problem. Have you had a chance to look at the report?
大丈夫です。報告書はもう見ていただけましたか?
👂 look の /k/ が at の母音へつながる部分です。
この音を練習
ほかの音の変化
A2 例文 9
can と can't の聞き分け
I can go.I k'n GO./aɪ kən ˈɡoʊ/
肯定の can は弱く短い /kən/、否定の can't は強くはっきりした /kænt/。t の音よりも「can の部分が強いか弱いか」で聞き分けます。
A2 例文 6
to・for・of・and・at の弱形
totuh/tə/
to /tə/、for /fər/、of /əv/、and /ən/、at /ət/。意味をつなぐ短い語は、強調しないと母音が弱くなることがあります。
A2 例文 7
'll・'ve・'d・'re を聞き取る
I'llI-l/aɪl/
I’ll・we’ve・she’d・they’re は、主語と助動詞が短くつながった形です。短い子音と、後ろに続く動詞を手がかりにします。
A2 例文 6
文の強い語と弱い語を聞く
I can send it today.I can SEND it toDAY./aɪ kən ˈsend ɪt təˈdeɪ/
名詞・動詞など、伝えたい内容の中心を聞きます。短い機能語は弱くなりやすい一方、対比すると強くなることもあります。